【霊的話#1】 私の小さい頃のお話です

このお話は私がまだ生まれて間もなく、物心のついていないときの事です。

 

両親から聞いた話なのですが、

ある夜両親は私を寝かしつける為に、私の隣で添い寝していました。

なかなか私は眠ってくれなかったようでした。

 

私は部屋の隅、タンスの上の方をジーっと見ながら

とてもニコニコしていたらしいです。

両親の方を一切見ず、その一点だけを。

 

両親は冗談半分で、

「あそこになにかいるの??」

と問いかけました。

 

すると私はとても元気にニコニコしたまま

「うん!!」

と答えたそうです。

 

両親はそのまま質問を続けました。

「なにがいるの?」と。

 

私は続けて、

「おばさん!」と。

 

もちろん、両親が確認しても何もいません。

なんたって、窓などではなく、部屋の隅。天井の方なので。

 

息子がそのようなことを言っていれば、普通は戸惑いますよね。

ですが、両親は恐怖心もありつつ、安心もしたそうです。

両親に霊感があるわけではありません。一般人です。

心霊番組が好きな程度ですかね。

 

では安心したのはなぜか。

 

私には姉がいます。

実は、その姉も昔私と全く同じことを言っていたそうです。

同じ場所を見つめ、同じ様にニコニコと微笑んでいたと。

「おばさんがいると!」と。

 

 

 

 

ゾッとするでしょうか?

子供には大人に見えないものが見えたりすると聞いたことがあります。

私が両親の立場なら、完全にビビッていたかもしれません。

ですが、両親は言いました。

 

「二人とも、笑っていた。」と。

 

いわゆる、悪霊というんでしょうか?そういったものであれば、

もし本当に子供に見えていて、そこに存在するのであれば

分別のつかない子供であっても、恐怖に怯えるのではないでしょうか。

 

ですが、二人とも笑っていた為、両親は

「ご先祖様や子供たちを守ってくださっている何か」ではないか

と考えたそうです。

 

兄弟共に、健康に成長しています。

私の記憶にはもういない、おばさんのおかげなのでしょうか?

もし詳しい方がいたら是非教えてください。

 

最後までありがとうございました。また次回!